ウォーターサーバーを使い続けていると、さまざまな部分が汚れてきます。
掃除やメンテナンスを怠ると、カビや雑菌などが繁殖し、水やサーバー本体から不快な臭いが発生することがあります。臭いを感じたまま使用を続けると、水をおいしく飲めないだけでなく、原因によっては健康に影響を及ぼすおそれもあるため注意が必要です。
ここでは、ウォーターサーバーから嫌な臭いがする5つの原因と対処法、日頃からできる予防策を解説します。
ウォーターサーバーが臭くなる5つの原因
ウォーターサーバーから嫌な臭いが発生する原因は、主に以下の5つです。
- 給水口や水受け皿に汚れがたまっている
- 電源を切ったまま使用している
- 温度変化の大きい場所でボトルを保管している
- ボトルを長期間交換していない
- カートリッジの交換時期が過ぎている
臭いが発生する場所や使用状況によって、考えられる原因は異なります。適切に対処するためにも、それぞれの原因について詳しく確認していきましょう。
給水口や水受け皿に汚れがたまっている
ウォーターサーバーのなかでも、給水口や水受け皿、ボトルの接続部分は特に汚れがたまりやすい場所です。
給水口は手やコップが触れやすく、水受け皿には注水時にこぼれた水や飲み物が残ることがあるためです。また、ボトルの接続部分は交換時に手や外気に触れるほか、周囲のほこりが付着しやすい場所です。
汚れや水分を放置すると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。その影響で給水口や水受け皿などから不快な臭いが発生しやすくなります。
ウォーターサーバーには自動クリーン機能を搭載した機種もありますが、自動ですべての部分を清掃できるわけではありません。外気に触れる給水口や水受け皿、ボトルの接続部分などは、利用者自身による定期的な掃除が必要です。
電源を切ったまま使用している
ウォーターサーバーは、内部の水を適切な温度に保ち、衛生機能を正常に作動させるため、基本的に電源を入れたまま使用します。
しかし、電気代の節約や常温の水を飲む目的で、意図的に電源を切って使用するケースもあります。電源を切ると、冷水・温水の温度管理や自動クリーン機能なども停止し、サーバー内部を清潔な状態に保ちにくくなります。
そのまま使用を続けると、内部で雑菌などが繁殖し、水や給水口から普段とは異なる不快な臭いが発生する可能性があります。
温度変化の大きい場所でボトルを保管している
ウォーターサーバーの水は、ボトルの保管環境によって味や臭いが変化することがあります。特に窓際や暖房器具の近くなど、温度変化の大きい場所に保管していないか確認しましょう。
高温多湿の環境は、ボトルの劣化や周囲のカビの発生につながる可能性があります。水の品質を保つためにも、直射日光を避け、温度や湿度が安定した清潔な場所に保管することが大切です。
また、生ゴミや芳香剤、洗剤、タバコなど、強い臭いを発するものの近くに置くと、ボトルや水に臭いが移る場合があります。不快な臭いを感じたときは、臭いの発生源を遠ざけ、ボトルやウォーターサーバー本体の設置場所を見直してみましょう。
ボトルを長期間交換していない
ウォーターサーバーの水には、賞味期限があります。賞味期限を過ぎたり、サーバーにセットしたまま長期間使用したりすると、水の品質が変化し、普段とは異なる臭いや味を感じることがあります。
未開封の水は比較的長く保存できますが、サーバーにセットした後は、できるだけ早く飲み切ることが大切です。賞味期限は、水の種類やボトルの構造によって異なるため、利用しているメーカーの案内を確認しましょう。
なお、オーケンウォーターの水は、未開封の場合は製造から6か月、サーバーにセットした後は2週間程度が目安です。ボトルをセットした日を記録し、2週間程度で使い切れるように水の使用量や配送本数を調整しましょう。
カートリッジの交換時期が過ぎている
水道水をろ過して使用する浄水型ウォーターサーバーでは、浄水カートリッジの交換時期も確認しましょう。同じカートリッジを長期間使用すると、ろ過性能を十分に保てなくなり、水道水に含まれる成分の味や臭いを感じやすくなる可能性があります。
交換時期は、メーカー、機種、カートリッジの種類、使用水量によって異なります。交換日からの期間だけでなく、製品ごとに定められたろ過水量を超えていないかも確認が必要です。
ウォーターサーバーが臭うときの対処法
ウォーターサーバーが臭うときの対処法には以下の5つがあります。
- 臭いの原因を特定する
- 給水口や水受け皿などの清掃
- ボトルの交換や給水タンクの水の入れ替えを行う
- 浄水カートリッジを交換して捨て水をする
- 改善しない場合は使用を中止してメーカーに連絡する
それぞれ詳しく解説していきます。
臭いの原因を特定する
ウォーターサーバーから嫌な臭いがするときは、次の手順に沿って発生場所を確認しましょう。
- 清潔なコップに冷水を注ぎ、サーバーから離れた場所で臭いを確認する
- 別の清潔なコップに温水を注ぎ、冷水との違いを確認する
- 冷水と温水の給水口、水受け皿の臭いを確認する
- ボトルの接続部分や給水タンクの臭いを確認する
- 本体の背面やコンセント周辺の臭いを確認する
強い薬品臭や腐ったような臭い、焦げたような臭いがする場合は、そのまま使用せずメーカーへ連絡してください。あわせて、臭いに気づいた日時や場所を記録しておくと、問い合わせがスムーズです。
給水口や水受け皿などの清掃
本体周辺から臭いがする場合は、給水口や水受け皿を清掃します。
給水口は清潔な布巾やキッチンペーパーで拭き、取り外せる部品は取扱説明書に沿って洗いましょう。
水受け皿は本体から取り外し、たまった水を捨ててから食器用の中性洗剤で洗います。洗剤が残らないように十分にすすぎ、水気を拭き取るか、しっかり乾燥させてから本体へ戻してください。
細い給水口の内側は、メーカーが認めている場合に限り、清潔な綿棒や専用ブラシを使用します。温水側を清掃するときは、やけどを防ぐため、取扱説明書で停止方法や冷却時間を確認してから作業してください。
ボトルの交換や給水タンクの水の入れ替えを行う
宅配型ウォーターサーバーの場合は、使用中のボトルを新しいものへ交換します。
交換前に賞味期限や容器の状態を確認し、濁りや浮遊物、普段と異なる臭いがある水は飲まないようにしましょう。
足元でボトルを交換するタイプは、ボトルバスケットの中や奥にほこりがたまることがあります。ボトルを交換するタイミングで内部を確認し、清潔な布巾やキッチンペーパーなどを使い、手が届く範囲の汚れを取り除いてください。
機種によっては、ボトルバスケットを本体から取り外せない場合があります。無理に外すと破損や故障につながるため、取り外し方が分からないときは、取扱説明書やメーカーが案内する方法に沿ってお手入れしましょう。
浄水カートリッジを交換して捨て水をする
浄水型ウォーターサーバーを利用している場合は、浄水カートリッジの交換時期を確認します。交換時期や使用できる水量を超えている場合は、新しいカートリッジへ交換しましょう。
カートリッジを交換した直後は、ろ過材の細かな粒や空気を取り除くため、一定量の捨て水が必要な製品があります。必要な水量や操作方法は機種ごとに異なるため、自己判断で決めず、取扱説明書の手順に従ってください。
捨て水を行わずに使用すると、水の味や臭いに違和感が残ることがあります。交換後も臭いが改善しない場合は、給水タンクや本体内部など、カートリッジ以外の原因も考えられます。
改善しない場合は使用を中止してメーカーに連絡する
清掃やボトル交換、カートリッジ交換を行っても臭いが改善しない場合は、ウォーターサーバーの使用を中止してメーカーへ連絡します。特に、強い薬品臭、カビ臭、腐ったような臭いがする場合や、水に濁りや異物がある場合は、そのまま飲まないでください。
国民生活センターには、ウォーターサーバーを通さないボトル内の水から薬品のような臭いがしたという相談事例があります。この事例では、臭いに関係すると考えられる微量の成分が検出されているため、異臭の原因を本体の汚れだけと決めつけないことが重要です。
参考:薬品臭い味がしたというウォーターサーバーの水:国民生活センター
メーカーへ連絡するときは、ウォーターサーバーの機種名、ボトルの製造番号、臭いの種類、発生時期、これまでに行った対処を伝えます。状況によっては、ボトルの回収、本体の点検、メンテナンスまたは交換が案内されます。
臭いが改善した後も安心して使い続けられるよう、次は日頃から実践できる予防方法を確認していきましょう。
ウォーターサーバーの臭い予防に効果的な4つの方法
ウォーターサーバーの嫌な臭いを防ぐには、汚れてから対処するだけでなく、日頃から清潔な状態を保つことが大切です。給水口の清掃やボトルの保管、交換時期の管理など、無理なく続けられる4つの予防方法を紹介します。
給水口や水受け皿を定期的に清掃する
ウォーターサーバーの嫌な臭いを予防するには、給水口や水受け皿だけでなく、本体や背面部分も定期的に清掃することが大切です。お手入れする場所ごとの目安と方法は、次の表を参考にしてください。
| 清掃する場所 | お手入れの目安 | 清掃方法 |
|---|---|---|
| 冷温水蛇口 | 1週間に1回 | 清潔な布巾やキッチンペーパーを少し濡らし、汚れを拭き取ります。細かい部分は清潔なブラシなどで清掃してください。 |
| 本体 | 1週間に1回 | 清潔な布巾や乾いたタオルで汚れを拭き取ります。汚れが落ちにくい場合は、水を含ませてよく絞ったスポンジや柔らかい布で拭いてください。 |
| 背面部分 | 1か月に1回 | 付着した綿ぼこりなどを掃除機で吸い取ります。その後、水を含ませてよく絞った柔らかい布で拭いてください。 |
| ボトルバスケット内と挿込棒付近 | ボトル交換時 | 綿ぼこりなどを掃除機で吸い取り、水を含ませてよく絞った柔らかい布で拭きます。挿込棒付近は、市販のアルコール系衛生剤を含ませた清潔な除菌シートなどで拭いてください。 |
| 目皿と水受けポケット | 1週間に1回 | 本体から取り外し、食器用の中性洗剤で洗浄します。洗剤が残らないようによくすすぎ、十分に水気を切ってから取り付けてください。 |
ボトルを直射日光や高温多湿から避けて保管する
未開封のボトルは、直射日光が当たらず、温度や湿度が安定した場所で保管します。ボトルの劣化や水への臭い移りを防ぐため、次のような場所は避けましょう。
- 直射日光が当たる窓際
- 高温になりやすいベランダや物置
- 暖房器具や調理器具の近く
- 湿気がたまりやすい洗面所や床下収納
- 温度変化の大きい場所
- 生ゴミやゴミ箱の近く
- 芳香剤、香水、お香、防虫剤の近く
- ガソリン、灯油、ペンキなどの近く
- タバコの煙や臭いが届く場所
ボトルは外箱に入れたまま保管すると、光やほこりの影響を受けにくくなります。
直射日光や強い臭いを避け、風通しのよい冷暗所を選びましょう。
また、サーバーにセットしたボトルにも周囲の環境が影響する可能性があります。
予備のボトルだけでなく、ウォーターサーバー本体の設置場所もあわせて見直してください。
水や浄水カートリッジを適切な時期に交換する
水や浄水カートリッジを長期間使用すると、味や臭いに違和感が生じることがあります。交換日や賞味期限を確認し、メーカーが定めた期間内に使用しましょう。
| 交換・確認するもの | 時期の目安 |
|---|---|
| 未開封のボトル | 製造から6か月以内 |
| サーバーにセットしたボトル | セット後2週間程度 |
| 給水タンクの水 | メーカーが指定する期間 |
| 浄水カートリッジ | メーカー指定の交換時期またはろ過水量に達したとき |
水の賞味期限やカートリッジの交換時期は、メーカーや製品によって異なります。ボトルの表示や取扱説明書を確認し、カートリッジの交換後は指定された量の捨て水を行ってください。
メーカーのメンテナンスや本体交換を活用する
日常的に清掃していても、利用者が手入れできるのは給水口や水受け皿などの外部が中心です。
内部タンクや配管は自分で分解せず、必要に応じてメーカーのメンテナンスや本体交換を利用しましょう。
長期間使用している場合や、清掃しても臭いが繰り返し発生する場合は、内部の点検が必要な可能性があります。水漏れ、温度異常、異音なども見られるときは、早めにメーカーへ連絡してください。
メンテナンスの有無、交換時期、費用、保証内容はメーカーや契約プランによって異なります。契約書や公式サイトを確認し、交換費用がかかる場合は、事前に金額と作業内容を確認しておくと安心です。
オーケンウォーターなら安全性・衛生面に配慮して使える
オーケンウォーターは、水やサーバー内部を清潔に保ちやすい機能を採用しています。主なポイントは、次の3つです。
- 外気が入りにくいワンウェイボトル
- きれいな空気を取り込む無菌エアシステム
- 熱水を循環させるクリーンサイクルシステム
クリーンサイクルシステムは、熱水を循環させてサーバー内部を清潔に保ちます。
約48時間ごとに自動で作動するため、利用者が内部を洗浄する手間を減らせます。
1回の作動時間は約20分で、作動中も一定量の冷水を使用できます。日常生活への影響を抑えながら、サーバー内部を衛生的に保ちやすい点がメリットです。
また、長期間の使用によって汚れや臭いが気になる場合は、サーバー本体を交換できます。
| 交換する時期 | 交換手数料 |
|---|---|
| 規定利用期間満了後 | 無料 |
| 規定利用期間満了前 | 5,500円(税込) |
衛生機能に加えて本体交換にも対応しているため、ウォーターサーバーを長く清潔に使いたい方にも適しています。
まとめ
ウォーターサーバーから嫌な臭いがするときは、給水口や水受け皿の汚れ、電源の状態、ボトルの保管環境などを順番に確認しましょう。水や浄水カートリッジを交換しても改善しない場合は、使用を中止してメーカーへ連絡してください。
臭いを予防するには、給水口や水受け皿の定期的な清掃と、ボトルの適切な保管が大切です。水やカートリッジも、メーカーが定めた時期に交換しましょう。
オーケンウォーターは、ワンウェイボトルや無菌エアシステム、クリーンサイクルシステムを採用しています。衛生面に配慮されたウォーターサーバーを探している方は、ぜひ検討してみてください。
















