総務省統計局の調査によると、6歳未満の子どもを持つ世帯の家事関連時間は、1日平均7時間28分となっています。
1年間に換算すると約2,700時間、日にちにすると約114日間に相当します。
つまり、1年のうち約3か月半を家事や育児に使っている計算です。
これだけ多くの時間を家事に費やしていると、自分の時間を確保することは簡単ではありません。しかし、料理や洗濯、掃除、買い物などは毎日の生活に欠かせないため、「やらない」という選択も難しいでしょう。
だからこそ大切なのが、家事そのものを効率化することです。家事にかかる時間を少しずつ減らせれば、その分だけ家族との時間や趣味、休息など、自分のための時間を確保しやすくなります。
ここでは、毎日の家事にかかる時間を減らし、暮らしにゆとりを生み出す時短方法を8つ紹介します。
家事を時短するために意識したい考え方
はじめに、家事を時短するために意識したい考え方を紹介します。
知っておくだけで家事の取り組み方が変わるので、ぜひ参考にしてください。
「家事は自分がやるもの」を手放す
家事を時短したいなら、「すべて自分でやらなければならない」と考えすぎないことも大切です。
料理や洗濯、掃除、買い物など、毎日の家事には多くの時間がかかります。特に仕事や育児と両立している場合は、気づかないうちに負担が大きくなっていることもあります。
そこで意識したいのが、家事をひとりで抱え込まないことです。
例えば、次のような方法があります。
- 家族で家事を分担する
- 家事代行サービスを利用する
- 食洗機やロボット掃除機を活用する
- ネットスーパーを利用する
このように、自分以外の人や便利なサービスに頼ることで、家事の負担を減らしやすくなります。
家事を時短するためには、作業を早く終わらせることだけを考える必要はありません。自分で行う家事そのものを減らすことも、効率よく時間を作る方法のひとつです。
小さな時短の積み重ねを意識する
家事を時短したいからといって、最初から大きな変化を目指す必要はありません。
「明日から家事の時間を1時間減らそう」など、いきなり高い目標を立ててしまうと、途中で負担に感じて続かなくなることがあります。
まずは「今より5分短縮する」くらいの小さな目標から始めてみましょう。1回あたりの短縮時間はわずかでも、毎日続けることで1週間後、1か月後には大きな差になります。
家事の時短は、一度に完璧を目指す必要はありません。できることから取り入れながら、少しずつ家事の負担を減らしていきましょう。
家事を時短する方法8選
家事を時短する方法は数多くありますが、大切なのは自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことです。
ここでは、毎日の負担を減らしやすい家事の時短方法を8つ紹介します。以下のとおりです。
- 使う食器を減らして洗い物の時間を短縮
- 家事代行サービスを利用して家事そのものを減らす
- ドラム式洗濯乾燥機で「干す・取り込む」をなくす
- 自動調理鍋で調理中の手間を減らす
- 食洗機で食器洗い・拭き上げの時間を短縮
- コードレス掃除機で掃除のハードルを下げる
- ネットスーパー・食材宅配で買い物の時間を減らす
- ウォーターサーバーでお湯を沸かす手間をなくす
それぞれ詳しく解説していきます。
① 使う食器を減らして洗い物の時間を短縮
家事を時短したいなら、まずは洗い物を減らすことから始めてみましょう。
食器の数が増えるほど、洗う時間だけでなく片付ける時間も必要になります。例えば、以下のような工夫で洗い物は大きく減らせます。
- メインのおかずと副菜を1枚のお皿に盛り付けるワンプレート
- おかずを個別に取り分けるのではなく、食卓の中央に大皿で置く
- 水分補給のたびに新しいコップを使わず、同じコップを使う
また、家事の時短だけでなく節水にもつながります。
例えば、食器洗いで水を5分間流しっぱなしにした場合、使用する水の量は約60Lとされています。これは2Lのペットボトル約30本分に相当する量です。
毎日の洗い物を少し減らすだけでも、時間や水道代の節約につながるでしょう。
② 家事代行サービスを利用して家事そのものを減らす
家事に使う時間そのものを減らしたい場合は、家事代行サービスを利用する方法があります。
家事代行サービスでは、主に次のような家事を依頼できます。
- 部屋の掃除
- 水回りの掃除
- 洗濯
- アイロンがけ
- 料理や作り置き
自分で行っていた家事をプロに任せることで、その時間を家族との時間や趣味の時間に充てられます。
特に共働き世帯や子育て世帯では、休日が家事だけで終わってしまうことも少なくありません。家事代行サービスを活用すれば、休日の負担を減らしながら、ゆとりのある時間を確保しやすくなります。
毎週利用するだけでなく、「仕事が忙しい週だけ」「大掃除のときだけ」など、必要なタイミングで利用できる点も特徴です。
家事を効率化したい場合は、自分で頑張るだけでなく、プロの力を借りることも選択肢のひとつといえるでしょう。
自治体によっては子育て世帯や高齢者世帯などを対象に、家事代行サービスの利用料金を補助する制度を設けている場合があります。
例えば、愛知県豊橋市では1歳未満の子どもがいる世帯を対象に、家事代行サービスを1回500円で利用できるクーポンを配布しています。
制度の対象や補助内容は自治体によって異なるため、お住まいの自治体のホームページを確認してみるとよいでしょう。
③ ドラム式洗濯乾燥機で「干す・取り込む」をなくす
洗濯の負担を減らしたい方には、ドラム式洗濯乾燥機がおすすめです。
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥まで自動で行えるため、洗濯物を干したり取り込んだりする必要がありません。
主なメリットは次のとおりです。
- 洗濯から乾燥まで自動で完了する
- 天候を気にせず洗濯できる
- 毎日30〜60分程度の時短につながる場合もある
特に梅雨や花粉の時期は、外干しが難しくなることもあります。ドラム式洗濯乾燥機であれば天候に左右されず、好きなタイミングで洗濯できます。
また、夜のうちに運転しておけば、朝には乾いた状態になっているため、忙しい朝の負担軽減にもつながります。
④ 自動調理鍋で調理中の手間を減らす
毎日の料理を少しでも楽にしたいなら、自動調理鍋を活用する方法があります。
自動調理鍋は、材料を入れてボタンを押すだけで、煮込み料理や蒸し料理、炊飯などを自動で行ってくれる時短家電です。火加減や加熱時間を自動で調整してくれるため、調理中に何度も様子を見る必要がありません。
| ポイント | 詳細 |
|---|---|
| ほったらかし調理 | 火加減や様子見が不要。材料を入れてスイッチを押すだけ |
| 予約調理ができる | 朝にセットしておけば帰宅時に料理が完成 |
| 洗い物を減らせる | 複数の鍋やフライパンを使わずに調理できる |
| 調理中に自由な時間ができる | 洗濯や掃除など他の家事を進められる |
| メニューが豊富 | 煮物やスープ、ローストビーフ、パスタ、プリンやケーキなど幅広く作れる機種もある |
材料を入れた後は他の家事を進めたり、家族との時間を過ごしたりできます。
料理にかかる手間を減らしたい方にとって、自動調理鍋は家事の時短に役立つアイテムのひとつです。
⑤ 食洗機で食器洗い・拭き上げの時間を短縮
食器洗いの時間を減らしたいなら、食洗機の活用がおすすめです。
食洗機は、食器をセットしてボタンを押すだけで洗浄から乾燥まで行ってくれる家電です。毎日の洗い物にかかる負担を減らせるため、家事の時短につながります。
食洗機のメリットは次のとおりです。
- 洗い物の時間を短縮できる
- 手洗いより水道代や洗剤代を抑えやすい
- 高温洗浄で油汚れもしっかり落とせる
- 手荒れ対策にもつながる
Panasonicの調査では、約5人分の食器を1日2回洗う場合、手洗いと食洗機で次のような違いがあるとされています。
| 項目 | 手洗い | 食洗機 |
|---|---|---|
| 1回あたりの経費 | 約63.4円 | 約30.5円 |
| 1回あたりの使用水量 | 約75L | 約9.9L |
| 1回あたりの作業時間 | 約29分 | 約4.3分 |
また、1年間使用した場合の目安は以下のとおりです。
| 節約・時短効果 | 目安 |
|---|---|
| 水道・洗剤代の節約 | 約23,900円 |
| 節水量 | 約47,523L |
| 時短効果 | 約299時間 |
約299時間は、1日あたりに換算すると約50分です。
料理後の「食器を洗わなければ」という負担が減るだけでも、家事のストレスは大きく変わります。家族の人数が多いほど洗い物も増えるため、時短効果を実感しやすいでしょう。
参考:手洗いVS食洗機 節約シミュレーション|Panasonic
⑥ コードレス掃除機で掃除のハードルを下げる
掃除を後回しにしてしまう方には、コードレス掃除機がおすすめです。
一般的な掃除機は、コンセントに差し込んで準備する手間があります。一方、コードレス掃除機なら気になったときにすぐ使えるため、掃除へのハードルを下げられます。
コードレス掃除機のメリットは次のとおりです。
- コンセント不要ですぐ掃除できる
- 気になったときに短時間で掃除できる
- ロボット掃除機との使い分けもおすすめ
例えば、食べこぼしや髪の毛を見つけたときも、すぐに掃除できます。「あとでまとめて掃除しよう」と後回しにしなくなるため、部屋をきれいな状態に保ちやすくなります。
また、ロボット掃除機と併用するのもおすすめです。普段の床掃除はロボット掃除機に任せ、階段や家具の隙間など細かい場所はコードレス掃除機を使うことで、効率よく掃除できます。
⑦ ネットスーパー・食材宅配で買い物の時間を減らす
買い物にかかる時間を減らしたいなら、ネットスーパーや食材宅配を活用する方法があります。
ネットスーパーや食材宅配には、次のようなメリットがあります。
- 店舗までの移動時間を削減できる
- レジ待ち・袋詰めの時間が不要
- 重い荷物を運ぶ負担も軽減できる
全国スーパーマーケット協会「2026年版 スーパーマーケット白書」によると、普段の買い物は「週に2〜3日」「週に1回程度」の頻度で利用している人が多く、買い物時間は「30分未満」が6割以上を占めています。
品物を選ぶ時間、スーパーまでの移動時間、駐車場の利用、レジ待ち、袋詰めなど、全てを含めると、買い物の量が少なくてもそれなりの時間がかかります。
また、お米や飲料水など重たい商品を購入する場合は、自宅まで運ぶ負担も少なくありません。
実際にネットスーパーを利用している人に理由を聞いた調査では、次のような結果が出ています。
| 利用する理由 | 割合 |
|---|---|
| 重い・かさばる商品の配送による負担軽減 | 31.0% |
| 外出せずに買い物ができ、時間を節約できる | 20.5% |
このように、ネットスーパーや食材宅配は単に買い物時間を短縮するだけでなく、荷物を運ぶ負担の軽減にもつながります。
忙しい共働き世帯や子育て世帯はもちろん、買い物の負担を減らしたい方にも取り入れやすい時短方法です。
⑧ ウォーターサーバーでお湯を沸かす手間をなくす
家事の中でも負担を感じやすいのが、毎日の食事や飲み物の準備です。
ウォーターサーバーがあれば、温水と冷水をいつでも使えるため、お湯を沸かす手間を減らせます。必要なときにすぐ使えるので、忙しい朝や夕方の時間帯にも役立ちます。
主なメリットは次のとおりです。
- 温水・冷水がすぐ使える
- コーヒー・スープ・離乳食・料理の準備がスムーズ
- ペットボトルの購入・運搬・保管の手間も減らせる
例えば朝食の準備では、コーヒーやカップスープのためにお湯を沸かす作業が不要です。
また、カレーやスープ、鍋料理などを作る際も、すぐにお湯を使えるため調理時間の短縮につながります。料理中に少量のお湯や水を足したいときにも便利です。
ウォーターサーバーは、お湯を沸かす手間を減らすだけでなく、家族で家事を分担しやすくなる点も特徴です。
子どもが自分で水筒の準備をしたり、家族がそれぞれ飲み物を用意したりできるため、飲み物に関する細かな家事がひとりに集中しにくくなります。
毎日の小さな負担を減らせることも、家事の時短につながるポイントです。
ライフスタイルに合わせて家事の時短方法を選ぼう
家事を時短する方法は数多くありますが、すべての人に同じ方法が合うわけではありません。
家族構成や働き方によって、負担に感じる家事は異なります。だからこそ、自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、共働き世帯、子育て世帯、一人暮らしの3つに分けて、おすすめの時短方法を紹介します。
共働きなら「家事そのもの」を減らせるサービスを選ぶ
共働き世帯は、仕事と家事を両立しなければならないため、家事に使える時間が限られています。
そのため、作業を効率化するだけでなく、家事そのものを減らせるサービスを優先するのがおすすめです。
例えば、以下のサービスを活用すれば、掃除や買い物にかかる時間を減らせます。
- 家事代行サービス
- ネットスーパー
- ウォーターサーバー
これまで家事に使っていた時間を、家族との時間や趣味の時間、休息時間に充てられることも大きなメリットです。
また、共働き世帯では「時間をお金で買う」という考え方も大切です。
すべてを自分でこなそうとするのではなく、便利なサービスを上手に活用することで、心や時間にゆとりを持ちやすくなります。
限られた時間を有効活用したい方は、まず家事そのものを減らせる方法から取り入れてみましょう。
子育て世帯なら毎日使う家電・設備を優先する
子育て世帯は、洗濯や食事の準備など毎日発生する家事が多くなりがちです。
そのため、毎日使う家電や設備を優先して取り入れると、時短効果を実感しやすくなります。
特におすすめなのは次のような製品です。
- ドラム式洗濯乾燥機
- 食洗機
- ウォーターサーバー
ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥まで自動で行えるため、洗濯物を干したり取り込んだりする手間を減らせます。
また、食洗機を活用すれば、毎日の食器洗いにかかる時間を短縮できます。
ウォーターサーバーは、飲み物の準備だけでなく、ミルク作りや離乳食の準備にも便利です。必要なときにすぐ温水を使えるため、忙しい子育て中の負担軽減につながります。
毎日使う家電や設備ほど利用する回数が多いため、その分時短効果も大きくなります。まずは家事の中で負担が大きい作業から見直してみるとよいでしょう。
一人暮らしなら少ない負担で続けられる時短方法を選ぶ
一人暮らしの場合は、無理に高額な家電やサービスを導入する必要はありません。
まずは、少ない負担で始められる時短方法から取り入れるのがおすすめです。
例えば、以下は一人暮らしでも取り入れやすい製品やサービスです。
- コードレス掃除機
- 電気圧力鍋
- ネットスーパー
コードレス掃除機は気になったときにすぐ掃除ができるため、部屋をきれいな状態に保ちやすくなります。また、電気圧力鍋があれば、調理の手間を減らしながら効率よく食事を準備できます。
一人暮らしでは、初期費用を抑えながら少しずつ効率化していくことも大切です。
すべてを一度に揃えるのではなく、自分が負担に感じている家事から改善していくことで、無理なく続けやすくなるでしょう。
オーケンウォーターで家事の負担を軽減
家事を時短する方法はさまざまありますが、毎日使う「水」を見直すこともひとつの方法です。
ウォーターサーバーがあれば、飲み水を用意するだけでなく、お湯を沸かす手間やペットボトルを購入する手間を減らせます。毎日の小さな負担を減らしたい方にとって、取り入れやすい時短アイテムのひとつです。
オーケンウォーターは、天然水を自宅まで届けてくれるウォーターサーバーサービスです。
例えば、
- コーヒーやスープをすぐに作れる
- 料理に使うお湯をすぐ準備できる
- 重たい水を買いに行く必要がない
- 家族が自分で飲み物を準備しやすい
といったメリットがあります。
毎日のちょっとした手間を減らせるため、家事の負担を少しでも軽くしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
家事を時短するためには、便利な家電やサービスを活用しながら、自分に合った方法を取り入れることが大切です。
例えば、食洗機やドラム式洗濯乾燥機、ネットスーパー、ウォーターサーバーなどを活用することで、毎日の家事負担を減らせます。
まずは負担に感じている家事をひとつ見直し、無理なく続けられる時短方法から取り入れてみましょう。小さな工夫の積み重ねが、ゆとりのある暮らしにつながります。















