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ウォーターサーバーで利用できる水には、大きく分けてRO水と天然水の2種類があります。
しかし、天然水は聞いたことがあるけれど、RO水については詳しく知らない方や、どのような特徴があるのか分からない方も多いのではないでしょうか。
実際、天然水とRO水ではどちらがおいしいのか?じっくりと飲み比べができるのが理想ですが、多くのウォーターサーバーの場合比較して決めることができません。
そこでこの記事では、天然水とRO水の違いだけでなくそれぞれの特徴や比較ポイントなどを解説し、おすすめな水の選び方を紹介します。
RO水とは
RO水は、RO膜(Reverse Osmosis)という0.0001ミクロンの超微細なフィルターを用いてろ過した水のことです。「逆浸透膜」の英語名Reverse Osmosis Membraneの頭文字から「RO膜」と呼ばれています。
RO膜は最高クラスの浄水力を誇り、以下の物質を高い精度で除去できます。
- 細菌・ウイルス:ほぼ100%除去
- 有害化学物質:農薬、ダイオキシン、環境ホルモンなど95%以上除去
- 重金属:鉛、カドミウム、ヒ素など
- 放射性物質
- 有機フッ素化合物PFAS
- 塩分:海水から飲料水を作ることが可能
この高い安全性から、宇宙ステーションで飲み水を作るためにNASAでも採用されており、1981年にはスペースシャトル内でトイレの排水を飲料水に再生することに成功しています。
RO膜のろ過によりミネラル成分も除去される
RO膜は有害物質だけでなく、カルシウムやマグネシウムなどの有用なミネラル成分も除去してしまいます。これは膜の構造上、水分子以外のほぼすべての物質を阻止するためです。
そのため、RO膜でろ過した純水に、味を調整するために人工的にミネラルを添加し、飲みやすくするRO水も登場しています。後からミネラルを追加することで、安全性を保ちながら味わいも改善されています。
RO水は幅広い水源から作られる
RO水は、水道水、河川水、地下水など、国の安全基準を満たした様々な水源を原水として使用できます。
どのような原水を使用しても、RO膜の高い浄水能力により、安全で高品質な水を製造することが可能です。また、採水場所を問わないので、天然水を原水としているRO水もあります。
RO水と天然水の違い
RO水と天然水は製造過程が異なるだけでなく、特徴にも違いがあります。以下の表で、両者の主な違いを比較してみましょう。
項目 | RO水 | 天然水 |
---|---|---|
定義 | RO(逆浸透膜)フィルターと呼ばれる約0.0001ミクロンの特殊なフィルターを通して不純物をろ過した水 | 特定水源となる地下や川から採水された水で、ろ過や沈殿、加熱殺菌などの処理をした水 |
ミネラル成分 | 水に含まれるミネラル成分がほぼ取り除かれる。メーカーによっては後から人工的にミネラルを添加 | カルシウムやマグネシウムなど、天然のミネラル成分が含まれる。採水地によって成分の種類や含有量が異なる |
硬度 | 硬度0に近い純水、ミネラル添加時は調整可能 | 採水地により異なる。日本の場合、多くは軟水 |
味・風味 | 無味無臭で癖のない飲み口。ミネラル添加により味を調整 | 口当たりがまろやかで味に深みを感じられる |
価格 | 天然水よりも安価な傾向がある | 採取・運搬コストによりRO水よりも高い傾向がある |
それぞれどのように違うのか見ていきましょう。
天然水とは
天然水とは、地下水など自然に存在する水源から採取された水であり、塩素消毒などの化学的処理を行わずに、そのままボトリングされたものです。主に、『ナチュラルウォーター』『ナチュラルミネラルウォーター』の2種類があります。
どちらも特定の水源から採水された地下水を原水とし、ろ過・沈殿・加熱殺菌以外の物理的・化学的処理をおこなっていない水ですが、ミネラル成分の含有量という点が違います。
ナチュラルウォーターとミネラルウォーターの表記については、農林水産省が発表している「ミネラルウォーター類の品質表示ガイドライン」で規格が規定されています。規定に該当しない水に関しては、「自然」「天然」の用語及びこれに類似する用語は表示できません。
例えば、『ミネラルウォーター』は、天然水を原水としていますが、ミネラル調整・ばっ気・複数の水源から採水した水との混合などによって成分を調整しています。天然水には該当しないため、表示はできません。
この規定があることで、人工的な処理を加えていない純粋な天然水と、成分調整されたミネラルウォーターを明確に区別できるようになっています。
天然水の原水は種類が7つ
天然水の原水は7つに分類でき、採水する場所の原水によって含まれるミネラル成分が変わります。
- 浅井戸水:浅井戸からポンプ等により取水した地下水
- 深井戸水:深井戸からポンプ等により取水した地下水
- 湧水:不圧(自由面)地下水、被圧地下水の区分によることなく、自噴している地下水
- 鉱泉水:自噴する地下水のうち水温が 25℃未満の地下水であり、かつ、溶存鉱物質等によ り特徴付けられる地下水
- 温泉水:自噴する地下水のうち水温が 25℃以上の地下水、又は、温泉法第2条に規定され る溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水のうち飲用適のもの
- 伏流水:上下を不透水層にはさまれた透水層が河川と交わるとき透水層内に生じる流水
- 鉱水:ポンプ等により取水した地下水のうち溶存鉱物質等により特徴付けられる地下水
天然水とRO水で価格が違う理由

天然水がRO水に比べて高価な理由は、製造方法と配送コストの違いにあります。
RO水が安い理由
- 水道水をろ過するだけで製造可能
- 製造ラインがあればどこでも同じ品質の水を作れる
- 配送拠点近くに工場を作れば配送コストを削減できる
天然水が高い理由
- 特定の採水地でしか採水できない希少性
- 自然豊かな場所での採水が多く、配送コストが高い
このように、天然水は採水地が限定されるため希少性が高く、また遠方からの配送が必要になることが多いため、RO水よりも価格が高くなる傾向があります。
RO水?天然水?適切な水の選び方

天然水とRO水は、それぞれ異なる魅力と特徴があるため、利用目的やライフスタイルに合わせて最適な方を選ぶことができます。
用途 | RO水 | 天然水 |
---|---|---|
おいしいお水を飲む | △ | ◎ |
美容目的 | △ | ◎ |
健康志向 | △ | ◎ |
赤ちゃんのミルク | ◎ | △ |
料理に使う | ◎ | ◎ |
コストパフォーマンス | ◎ | △ |
災害用の備蓄水 | ◎ | ◎ |
安全性 | ◎ | ◎ |
以上を踏まえて、天然水とRO水のどちらが向いているのか、目的別に選んでみましょう。
RO水がおすすめな人
RO水は、ろ過装置と水道水などの原水があれば作ることができるため、天然水よりも毎月のランニングコストを抑えられます。そのため、オフィスや大家族など、水の消費量が多い場合は、天然水よりもRO水が経済的です。
また、RO水は不純物がろ過された安全なお水なので、産まれたばかりの赤ちゃんはもちろん、体がつくられていく大事な時期のお子さまにも安心して与えられます。そのため、赤ちゃんがいる家庭にもRO水が適していると言えます。
天然水がおすすめな人
天然水がおすすめなのは、美容や健康志向の方です。天然水に含まれるミネラルは、人間の体内で作り出すことができません。食べ物や飲み物から摂取する必要がありますが、食生活の変化により現代人のミネラル不足が懸念されています。
天然水であれば、普段摂るのが難しいカルシウムやマグネシウム、バナジウムなどのミネラルもバランスよく摂取できます。
特に、希少なミネラルであるシリカには、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸と密接に関係があり、健康維持の重要成分とされています。
また、おいしい水を飲みたい方には天然水が最適です。天然水は採水地ごとに含有するミネラル成分が異なり、口当たりがまろやかでおいしいのが特徴です。
RO水を便利に活用するならウォーターサーバーがおすすめ
RO水は、ペットボトルやスーパーなどで提供される無料の水などで手に入りますが、日常生活で利用するならウォーターサーバーがおすすめです。その理由は以下のとおりです。
- 水を飲む習慣が作れる
- 赤ちゃんのミルク作りが楽になる
ここでは、RO水をより便利に、そして経済的に活用できるウォーターサーバーの魅力について詳しく解説します。
水を飲む習慣が作れる

私たち人間は、1日2L前後の水分補給が必要と言われていますが、毎日2Lの水を飲む習慣を維持することは簡単ではありません。
お水を飲む習慣が続かないのは、以下のようにお水を飲むのに掛かる手間が面倒になる事です。
- ペットボトルのお水を購入する
- お水を冷蔵庫に入れて冷やす
- 飲みたい時に冷蔵庫を開ける
- お水のペットボトルを取り出す
- ペットボトルのキャップを開ける
- お水を飲む
- ペットボトルののキャップを締める
- 冷蔵庫の扉を開ける
- 冷蔵庫に戻す
- 冷蔵庫の扉を閉める
毎日2Lのお水を飲む場合、1度に300mlのお水を飲むとしてこれらの作業を5回程度は必要となります。
いつの間にか、ペットボトルのお水の賞味期限が切れてしまっていたという方も少なくありません。
そこでおすすめなのが、ウォーターサーバーの導入です。
ウォーターサーバーがあれば、わざわざ冷蔵庫でお水を冷やさなくても、レバーを押すだけですぐに冷たいお水が飲めるため、お水を飲む習慣が作りやすくなります。
また定期的に新しいお水のボトルが届くので、お水を飲む習慣を後押ししてくれます。
もちろん在庫がたまる場合もありますが、ウォーターサーバーの場合は、定期的な配送間隔を調整することも可能ですし、災害時の備蓄水対策としても効果的です。
ウォーターサーバーを導入することで、おいしいお水が飲みたいときに飲めるだけでなく、水を飲む習慣ができます。
赤ちゃんのミルク作りが楽になる

ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルク作りにも最適です。
ミルク作りに推奨される70度以上のお湯がいつでも使えるので、調乳作業がとても簡単になります。
特に夜中のミルク作りが簡単になるのは、赤ちゃんだけでなくママの負担軽減にも繋がります。
赤ちゃんがいる家庭のウォーターサーバーのお水は、ミネラル成分が少ないRO水がおすすめです。
赤ちゃんは消化器官が未熟なため、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが多い水は胃腸に負担をかける可能性があります。
硬度100以下の軟水なら、赤ちゃんの胃腸に負担をかける心配がないと言われています。
さらに、便利なだけでなく、安全面でもウォーターサーバーは優れています。
チャイルドロック機能があるので、子どもが不用意に触りお湯が出て火傷することが防止できます。
ミルク作りが終わった後は、離乳食をお湯で溶くなどの活用もできるので、ウォーターサーバーは赤ちゃんだけでなく子育て世代におすすめです。
RO水対応のウォーターサーバーならオーケンウォーターがオススメ
RO水の魅力を最大限に活用するためには、信頼性の高いウォーターサーバーを選ぶことが重要です。
数多くのウォーターサーバーメーカーがある中で、RO水を安心・安全に提供し、使いやすさも兼ね備えているのがオーケンウォーターです。
高品質なRO水の製造から、便利な機能を搭載したウォーターサーバーまで、トータルでサポートしてくれます。ここでは、RO水対応ウォーターサーバーとしてオーケンウォーターをおすすめする理由について詳しくご紹介します。
Smartプラスなら重いボトルを持ち上げずに交換できる

オーケンウォーターのSMARTウォーターサーバーは、ボトル交換が簡単な「ボトル下置き型」を採用しているため、重たい水ボトルを持ち上げずに足元で交換できます。
ボトル交換の手間が解消されるだけでなく、水のボトルが見えないので部屋のインテリアを損ねません。
RO水と天然水の両方に対応
オーケンウォーターでは、天然水だけでなく、コストパフォーマンスの高いRO水も取り扱っています。
RO膜で処理したお水は、プラスプレミアム【RO水】と呼び、独自の製法により天然水由来のミネラル成分をほどよく残しています。
オーケンウォーターのRO水は、一般の浄水器では取り除けない環境ホルモンもしっかりと除去しており、安全性や品質にこだわっています。
赤ちゃんから大人まで、天然水由来のピュアな味わいをお楽しみください。
徹底した品質管理と安全対策で安心して飲める

オーケンウォーターの取り扱う天然水およびRO水は、安全なお水を安心して飲んでいただけるよう取り組んでいます。
- 定期的に採水地ごとの放射能検査を実施
- 空気が入らない真空ボトルを採用
- 取り込む空気を殺菌するクリーンエア機能
- ウォーターサーバー内部をきれいにするクリーンサイクル機能
- 内部メンテナンスフリーのウォーターサーバー
オーケンウォーターは医師の86%が進めるウォーターサーバーと評価されました。
さらに、オーケンウォーターの水ボトルは、飲み終わったら捨てられるワンウェイボトルです。
一般的なガロンボトルはメーカーに返却して再利用しますが、近年ガロンボトルに含まれるビスフェノールAによる健康への懸念が問題になっています。
天然水・RO水どちらもビスフェノールAが含まれていないワンウェイボトルを採用しているため安心してお飲みいただけます。
まとめ
ウォーターサーバーを選ぶなら、天然水・RO水どちらがおすすめかについて紹介しました。
天然水とRO水のどちらが優れているのかではなく、お水の味や価格で差があることを知っていただけたと思います。
ウォーターサーバーは、天然水とRO水どちらでも目的や予算に応じて選べば、安全性が高く安心して飲めるお水なので問題はありません。
オーケンウォーターでは、天然水とプラスプレミアム【RO水】のどちらも取り扱っているので、ご不明な点等ございましたら、お気軽にお客様サポートセンターまでご相談ください。