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ウォーターサーバーはいつでも冷水とお湯が使えて便利な電化製品の一つですが、常にコンセント差しっぱなしの状態で使用するため、電気代が高いのではないかと気になる方も少なくはありません。
そこでこの記事では、ウォーターサーバーを使う上で知っておきたい消費電力や電気代の計算方法から、電気代を節約する使い方、そして電気ポットや冷蔵庫と比較して高いのか安いのかなどウォーターサーバーを検討中の方に役立つ方法を紹介します。
これからウォーターサーバーを契約する可能性がある方は、ぜひ参考にしてください。
ウォーターサーバーにかかる電気代の目安は月500円
ウォーターサーバーの電気代はメーカーによって異なりますが、省エネタイプの場合、月額で約500円が目安です。
電化製品が使用する1カ月の電気代は下記の計算式で算出できます。
1カ月の電気代 = 消費電力(W)× 使用時間 × 単価(1kWhあたり)× 30(1カ月)÷1000
計算式の「÷1000」は、ウォーターサーバーなどの家電の場合は、消費電力がW(ワット)表示のものが多いため、kW(キロワット)に変換して計算するためです。
*引用:「電力料金の目安単価」の改定に関する件(公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会)
例えば、オーケンウォーターが提供するウォーターサーバー「スマートプラス」を利用した場合の1カ月の電気代について見てみましょう。
スマートプラスの定格消費電力は、冷水が85W、温水が350W、空気殺菌機械が6Wで、合計441Wです。ただし、この441Wは電化製品を一定の条件下で運転させた場合の定格消費電力です。スマートプラスは消費電力を抑えるプログラムを内蔵しているため、実際の平均消費電力は最大消費電力の値に0.6をかけた264.6Wとなります。
ウォーターサーバーは電源をつけっぱなしにするのが基本なので、使用時間は24時間です。これらの数値を計算式に当てはめると以下のようになります。
スマートプラスの消費電力
264.6(消費電力)× 24(使用時間)× 2.7(電気代) × 30(1カ月) ÷ 1000=514円/月
さらに、スマートプラスにはエコモードが搭載されており、これを1日2回使用することで電気代を474円/月まで抑えることも可能です。便利さと経済性を兼ね備えたウォーターサーバーは、家計への負担も少なく日々の生活の質を向上させる選択肢と言えるでしょう。
メーカーごとの電気代を比較
ウォーターサーバーはメーカーによって電気代が異なります。各社の電気代の比較は以下のとおりです。
会社名 | 水の価格(12L) | 電気代 | 合計 |
---|---|---|---|
オーケンウォーター | 3,800円(税込)※1 | 474円(税込) | 4,274円(税込) |
A社 | 4,104円(税込) | 474円(税込) | 4,578円(税込) |
B社 | 3,974円(税込) | 630円(税込) | 4,604円(税込) |
C社 | 2,808円(税込)+安心サポート料1,430円(税込み) | 770円(税込) | 5,008円(税込) |
D社 | 4,198円(税込)+サーバーレンタル料990円(税込) | 380円(税込) | 5,568円(税込) |
※1:おトクプランの場合の価格です。
※2:各社キャンペーン・サービス等で価格が変動する場合があります。
ウォーターサーバーの消費電力は、各メーカーや機種によって若干変わりますがそれほど大きな違いはありません。
しかし電気代を比較すると、エコモードの方式や省エネ構造によっては、高いもので770円、低いものだと474円とかなり幅があります。
省エネ構造によって月額296円の差があると、年単位だと約3,500円程度の差が出ます。
ウォーターサーバーの電気代の差で、1セット分のボトルが購入できるのは大きな違いです。
ただしウォーターサーバーにかかる電気代だけで比較するのではなく、お水の代金やサーバーのレンタル料なども含めて、総合的にかかる費用を比較する事がとても大切です。
電気ポット・冷蔵庫との電気代比較
以下の表は、ウォーターサーバーと電気ポット、冷蔵庫の月間電気代と機能を比較したものです。
ウォーターサーバー | 電気ポット | 冷蔵庫 | |
---|---|---|---|
電気代/月 | 約500円 | 約550円~650円 | 約700円~900円 |
お湯 | 〇 | 〇 | ✕ |
冷水 | 〇 | ✕ | 〇 |
電気代の面から見ると、ウォーターサーバーの電気代は比較的控えめであり、同程度の機能を得るために電気ポット(月550円~650円)と冷蔵庫を組み合わせて使うよりも経済的です。
また、ウォーターサーバーは、コックをひねるだけで水が出る便利さを考えると、電気ポットや冷蔵庫で水の温度を管理するよりも手間がかからず安くてお得と言えます。
ウォーターサーバーの電気代が変動する条件
ウォーターサーバーは、水ボトルからタンク内に取り入れた水の温度をセンサーで感知し、その温度変化に応じて加熱・冷却を行う仕組みです。このシステムにより、使用する水の量が多ければ必然的に加熱・冷却サイクルが頻繁に行われるため、消費電力は高くなります。そのため、一人暮らしの方よりも、家族や法人でウォーターサーバーを利用する場合の方が電気代が高くなる傾向があります。
季節や設置環境
ウォーターサーバーは設置する場所によって「外気温」の影響を受ける場合があります。例えば、直射日光が当たる場所に設置すると放熱効率が悪化するため、必要以上に電力を消費します。
季節変化も電気代に影響を与える要因の一つです。特に夏場の高温時には冷水タンクの冷却システムがより頻繁に稼働し、冬場の寒冷期には温水を適温に保つためにヒーターの稼働が増える傾向があります。こうした季節要因によって、年間を通じて電気代に若干の変動が生じることがあります。
ただし、外部要因だけで極端に電気代が変動するわけではないので、必要以上に心配する必要はありません。ウォーターサーバーの電気代が突然大幅に上がることは考えにくいですが、季節や利用状況によって多少前後する可能性はあります。
利用頻度
ウォーターサーバーの利用頻度も電気代に関係します。使用頻度が増えると、タンクに給水された常温の水を冷却・加熱する必要性が高まるためです。
例えば、一人暮らしだった方の家に家族が訪問して一時的に利用者が増えた場合や、健康志向が高まって普段より多くの水を飲むようになった場合には、その分だけウォーターサーバーの稼働が増え、消費電力が高くなります。
万が一、電気代が急激に上昇した場合は、ウォーターサーバーの故障の可能性も考えられます。例えば、温度センサーの不具合でヒーターが常時稼働してしまっているなどの問題が起きている可能性があります。そのような場合は、速やかにカスタマーサービスへお問い合わせいただくことをおすすめします。
お手入れの状況によって電気代は変動する
ウォーターサーバーを長く利用することで、気づかないうちに壁と背面の隙間にほこりがたまり、放熱効果が落ちているケースもあります。
放熱効果が落ちると、冷水タンクの水を冷却するためにさらに電力を必要とします。
使用頻度も変わらないのに、電気代が上がってきたと感じた場合はウォーターサーバーの背面を確認することをおすすめします。
電気代を抑える(節約する)ための方法
ウォーターサーバーの電気代を節約する方法は5つあります。電気代で悩まれている方は是非実践することをおすすめします。
「エコモード」「スリープ機能」が搭載されているウォーターサーバーを選ぶ
最新型のウォーターサーバーには、「エコモード」や「スリープ機能」を搭載した消費電力を抑えた低消費電力モデルが増えています。
暗くなるとスリープモードに入るセンサータイプのものから、エコボタンを押すことでヒーターを停止するものなどがありますが、どのモデルもエコモードを利用しなければ、ウォーターサーバーの電気代節約にはつながりません。
外出する際や、就寝前など長時間ウォーターサーバーの熱湯を使わない時間帯がわかっているときには、エコモードに切り替える習慣を作りましょう。
毎日コツコツエコモードを活用することで、電気代の節約効果が実感できるようになります。
直射日光が当たらない場所に設置する
ウォーターサーバーを設置する場合、直射日光が当たらない場所に設置することで電気代を節約する事ができます。
直射日光が直接当たらなくても、エアコンやストーブなどの暖房が直接あたるような場所や気温が高くなる場所でも当然電気代は高くなります。
ウォーターサーバー本体が熱くなれば、当然ウォーターサーバー内部の温度があがり水を冷却するためにコンプレッサーが余計に稼働し多くのエネルギーを必要とすることで電気代が高くなってしまいます。
また、水ボトルが露出しているデザインのウォーターサーバーであれば、直射日光が当たると衛生的にもよくありません。
ウォーターサーバーの電気代だけでなく水ボトル代金も損してしまわないためにも、「直射日光が当たらない場所」にウォーターサーバーを設置することが大切です。
背面の壁や家具から離して設置する
ウォーターサーバーの背面には、コンプレッサーの熱を逃がすためのコンデンサがあります。
もし壁や家具にぴったりくっつけて設置してしまうと、コンプレッサーの熱を逃がす放熱がうまくできずに、より多くの電力を消費しなければいけません。
放熱効率が落ちてしまうと、当然電気代が高くなります。
また放熱効率が落ちることでウォーターサーバー内部に熱がこもりやすくなり、最悪の場合ウォーターサーバーが故障してしまう恐れもあります。
設置スペースを確保するために背面の壁や家具にぴったりと設置されているケースもありますが、必ず壁や家具から約10cm程度離して設置するようにしましょう。
こまめな清掃を心がける
ウォーターサーバーのメンテナンスといえば、蛇口周辺や水ボトルの差し込み棒付近の清掃が基本となるので、ウォーターサーバーの背面をメンテナンスする方は少ないでしょう。
しかしウォーターサーバーの電気代を考えると、ウォーターサーバー背面のメンテナンスは欠かせません。
なぜなら背面こそ、電気節約につながる重要なポイントだからです。
繰り返しになりますが、ウォーターサーバーの背面にはコンプレッサーの熱を逃がすためのコンデンサがあります。
このコンデンサ部分にごみやほこりがたまってしまうと、コンデンサの放熱効率が悪化し、放熱させようとコンプレッサーが稼働することで電力消費量が増えます。
ウォーターサーバー背面のごみやほこりをとるなど、定期的なお手入れが電気代の節約につながります。
コンセントの抜き差しを頻繁にしない
ウォーターサーバーを利用中の方の中には、夜間など使用しない時間帯はコンセントを抜いて電気代の節約をしようと考える方もいるでしょう。
しかし、ウォーターサーバーは節約のために「電源を切る」「コンセントを抜く」行為は危険です。
電源を切ることで、ウォーターサーバーに搭載しているサーバー内部を衛生的にするクリーン機能が停止してしまい、タンク内に雑菌が繁殖する可能性があるからです。
また、せっかく冷却・加熱した水は常温に戻ってしまいます。
再度電力を使って冷却・加熱しなければいけなくなるため、通常使用する時に比べて電気代が高くなり節約にはなりません。
最近のウォーターサーバーには「エコモード」や「スリープ機能」を搭載しているサーバーがあります。
もしも、エコモードがない旧タイプのウォーターサーバーを利用中の方は、「エコモード」や「スリープ機能」が装備されているサーバーに変えることで電気代をもっと節約できるかもしれません。
ウォーターサーバーは、「電源はつけっぱなし」「コンセントは差しっぱなし」が一番安全で安くサーバーを使えるコツですので電源は切らずにご利用ください。
卓上タイプよりも床置きタイプを選ぶ
ウォーターサーバーには床置きタイプと卓上タイプの2種類がありますが、電気代を抑えることを重視するなら床置きタイプを選ぶことをおすすめします。床置きタイプは、卓上タイプと比較して一般的に電気代が抑えられる構造になっています。
これは、床置きタイプの方が本体サイズが大きいため、冷水タンクと温水タンクの間に十分な断熱材を配置するスペースが確保できるためです。
タンク間の断熱性が高まることで熱の移動が抑えられ、冷却・加熱システムの稼働頻度が減少し、結果として消費電力の削減につながります。
一方、卓上タイプはコンパクトな設計のため断熱スペースが限られており、冷水タンクと温水タンクが近接していることから熱干渉が起こりやすく、保冷・保温効率が低下する傾向があります。
なお、最新の高性能モデルでは高品質の断熱材や効率的な設計が採用されており、タイプの違いによる電気代の差は縮小傾向にあります。
しかし、長期的な使用を考えると、わずかな電気代の差も積み重なれば大きな金額になります。設置スペースに余裕があれば、床置きタイプを選択することで電気代の節約につながるでしょう。
電気代を抑える次世代型ウォーターサーバー
オーケンウォーターのウォーターサーバーはすべて温水タンクを外側から加熱する方式ではなく、温水タンク内部にコイル状にした伝熱管を挿入することで伝熱効率を高め、少ない電力で加熱ができる構造になっています。
さらに温水タンクには、サーモスタットを採用することで一定温度まで加熱した時点で保温モードになる過昇温防止の機能を搭載しているため、安全面はもちろんのこと、高い節電効果があります。
ECOボタンを搭載した最新機種スマートプラス
最新機種スマートプラスには、消費電力を抑える基本構造に加え「ECOボタン」を搭載しているので消費電力を最大60%カットすることが可能です。
ECO機能は、ECOボタンを押すことで6時間のエコモードが作動し温水タンクを休止状態にします。
6時間後に自動的にエコモードは解除され再加熱を行いますが、温水タンクの保温性が高いので常温から加熱する時と比較して消費電力を抑えることが可能です。
お客様のご利用ペースに合わせて無料交換サービス
オーケンウォーターには、クリーンエアシステムというUVランプでウォーターサーバー内部を殺菌する機能を搭載しているため、ウォーターサーバー内部の定期メンテナンスは不要です。
しかしウォーターサーバー背面の清掃など、お客様の使用状況によってはセルフメンテナンスでは取り除けないようなほこりや汚れが発生する場合があります。
そのような場合には、新しいウォーターサーバーと交換することが可能です。
ウォーターサーバーの交換可能時期については、お客様のご利用回数や期間によって異なりますので、詳しくはオーケンウォーターお客様センターまでお問い合わせください。
まとめ
ウォーターサーバーは、未使用時にも電源をいれたまま利用するため、電気代がかかるイメージを持っている方も多いと思います。
また、昨今の電気料金値上げなどから節電しようと考えた際には、ウォーターサーバーの消費電力が電気ポットやケトルと比較して高いのか安いのか把握することも大切です。
実際に、オーケンウォーターのウォーターサーバーを使ってみるとコンセントに差しっぱなしにしたとしても、消費電力を押させる機能に加え、エコモードを使用することで電気代を最大60%節約することが可能です。
また他社と比較して、定期的にウォーターサーバーを無料で交換できるサービスなどを活用して、衛生的かつ経済的にウォーターサーバーを利用することが可能です。
是非この機会に、オーケンウォーターのウォーターサーバーをご検討ください。