コーヒーの風味を決める要素は豆の品種・産地・焙煎度が重要視されがちですが、水の品質も同じくらい大切です。
ドリップコーヒーの場合、水の割合が約98%となっており、コーヒー成分は全体の1~2%しかありません。そのため、豆の品質がいくら良くても、水質が適していなかったり、カルキ臭があったりすると、コーヒー本来の風味を引き出せなくなります。
同じ豆を使っても、水を変えるだけで酸味や苦味のバランスが驚くほど変化するため、豆にこだわるなら水の品質も見直してみることをおすすめします。
本記事では、コーヒーに最適な水の条件(水道水との違いや、硬度・pHの基準)をはじめ、浄水器やミネラルウォーター、ウォーターサーバーなどコーヒーの水を選ぶための具体的な方法を解説します。
水がコーヒーの風味に与える影響とは?
2025年5月に全日本コーヒー協会が発表した調査によると、全国のコーヒー飲用率は74.3%にのぼり、日本茶(77%)に次いで2位という結果となりました。多くの人に親しまれているコーヒーだからこそ、より美味しく飲む方法に関心を持つ人が増えています。
しかし、豆や抽出器具を厳選しても、水が原因で期待した味わいにならない場合があります。特に以下の2点が、コーヒーの風味に大きく影響します。
- 水道水はコーヒーの香りと風味を阻害しやすい
- 水の硬度がコーヒーの酸味と苦味バランスを変える
それぞれの影響について詳しく説明します。
水道水はコーヒーの香りと風味を阻害しやすい
水道水には、50種類以上の成分が含まれています。そのなかでも、コーヒーの繊細な香りや風味を阻害する可能性が高い成分が塩素です。
塩素は水道水の安全性を高めるために必要な成分ですが、香り成分と反応することで、コーヒー本来の香りを押さえ込んでしまいます。また、塩素が持つ独特のカルキ臭は、口に含んだときに雑味やわずかな苦味が先に立ってしまい、せっかくの豆の持ち味を感じにくくなります。
特にハンドドリップやフレンチプレスなど、お湯と粉が長時間接触する抽出法では、水の臭いや味がコーヒーに直接影響します。
水道水は、沸騰させることでカルキ(塩素)はある程度除去できるものの、完全に取り除くには15分以上の沸騰が必要です。また、電気ケトルを使用する場合、多くは沸騰したら自動的に電源が切れるため、カルキが残りやすくなります。
適切な工程を行えば水道水でも美味しいコーヒーを飲むことができますが、時間や光熱費がかかるため、水道水以外の選択肢を検討することをおすすめします。
水の硬度がコーヒーの酸味と苦味バランスを変える
水に含まれるミネラル成分の量は、コーヒーの味わいの印象に大きく影響します。ミネラルの量は「硬度」として数値で示され、カルシウムやマグネシウムの量が多ければ「硬水」、少なければ「軟水」として分類されます。
コーヒーに適した水は一般的に軟水と言われています。
硬水を使うと、コーヒーの苦味やコクが強調される傾向がありますが、ミネラルが多すぎると抽出に時間がかかり、過抽出による渋みや雑味が出やすいためです。
一方、ミネラルが少ない軟水で淹れたコーヒーは、豆が本来持っている酸味や香りを素直に引き出すことができ、すっきりとした口当たりになります。
コーヒーに適した水の選び方
コーヒーを美味しく淹れるには、以下の3つのポイントを押さえた水を選びましょう。
- 硬度50~100mg/Lの軟水~中硬水を選ぶ
- pH7前後の中性に近い水を選ぶ
- 塩素が除去された水を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきます。
硬度50~100mg/Lの軟水~中硬水を選ぶ
日本では、硬度100以下のものを「軟水」、硬度101以上300以下のものを「中硬水」、301以上のものを「硬水」と呼びます。コーヒーに適した硬度は50~100mg/Lの軟水~中硬水が適しています。
| 分類 | 硬度 (mg/L) |
|---|---|
| 軟水 | 100以下 |
| 中硬水 | 101~300 |
| 硬水 | 301以上 |
水の硬度が、どのようにコーヒーの味に影響するのかを科学的に解明したのが、2014年のバリスタ世界大会での発表です。イギリス代表のMaxwell Colonna-Dashwood氏は、バース大学との共同研究で、ミネラル成分ごとの働きを詳しく紹介しました。
研究では、カルシウムがコーヒーのまろやかさや口当たりに、マグネシウムが酸味やフルーティーな香りを引き出すことに関わっているとされています。さらに、炭酸塩という成分が、味のバランスを整えてくれる役割を持っていることもわかっています。
また、スペシャルティコーヒー協会(SCA)は、コーヒーを美味しく淹れるための水の基準として、TDSという数値を150ppmくらいが理想としています(許容範囲は75〜250ppm)。TDSとは、水に含まれるミネラルなどの成分の量を表すもので、この数値が適切だと、味がうまく引き出されやすくなります。
こうした知見から考えると、ミネラルがちょうどよく含まれている硬度50〜100mg/Lの水(軟水〜中硬水)が、香りや酸味、まろやかさのバランスがとれた、美味しいコーヒーに仕上がりやすいと言えるのです。
pH7前後の中性に近い水を選ぶ
ミネラルウォーターのラベルに、pHという数値が記載されているのをご覧になったことがあるかもしれません。
pHは、水が酸性に近いか、アルカリ性に近いかを示す指標で、1から14までの数値で表されます。pH7が中性、その下が酸性、上がアルカリ性です。
では、pHの異なる水でコーヒーを淹れると、どのような違いが生まれるのでしょうか。ポイントとなるのは、コーヒーに含まれる有機酸のひとつであるキナ酸です。キナ酸はコーヒーの酸味を生み出す成分のひとつであり、アルカリ性の水と反応することで酸味が中和されます。
そのため、pHの値が高く、アルカリ性が強い水で淹れると、酸味が控えめな印象のコーヒーに仕上がる傾向があります。
逆に酸性寄りの水では、酸味が際立ちやすくなります。酸味を抑えたまろやかな味わいが好みであれば、ややアルカリ性寄りの水を選ぶのもひとつの方法です。ただし、アルカリ性が強すぎると、酸味だけでなく、コーヒー全体の輪郭がぼやけてしまう場合もあります。
豆本来の風味や香りを素直に引き出すには、pH7前後の中性に近い水が最も適していると考えられています。酸味も苦味も過度に偏ることなく、バランスの取れた一杯に仕上がるため、安定した味わいを求める方にとっては基本となる選び方です。
塩素が除去された水を選ぶ
水道水には、安全性を保つために塩素が含まれています。これは細菌の繁殖を防ぐために欠かせない成分ですが、一方でコーヒーの風味にとっては注意すべき成分となります。
塩素は揮発性があり、コーヒーを淹れる際に立ち上る香りとぶつかることで、本来の香りを打ち消してしまうことがあります。また、わずかに残るカルキ臭や薬品のようなにおいが、雑味として感じられることも少なくありません。
せっかくこだわって選んだ豆も、塩素の作用によって本来の味わいが曇ってしまうのは非常にもったいないことです。
香り高く雑味のない一杯を目指すのであれば、まずは塩素のない水を選ぶことが、味わいを整えるために大切です。
コーヒーに適した水を手に入れる3つの方法
自宅でも安定しておいしいコーヒーを淹れるための水の選び方として、以下の3つの方法があります。
- 浄水器による塩素とカルキ臭の除去
- ミネラルウォーターを購入して使用
- ウォーターサーバーで天然水を利用する
それぞれのメリットや特徴を見ていきましょう。
浄水器による塩素とカルキ臭の除去
コーヒーに適した水をもっとも手軽に始められる方法が、家庭用の浄水器です。
水道水に含まれる塩素やカルキ臭を取り除くことで、雑味の少ないすっきりとした水に整えることができます。
市販の浄水ポットや蛇口直結型の浄水器には、活性炭フィルターや中空糸膜などが使われており、塩素や微粒子を効果的に除去できます。製品によってはミネラルを残したまま不要な成分だけを取り除くタイプもあり、コーヒーに適した水質を維持しやすいのが特長です。
定期的なカートリッジの交換が必要ですが、比較的コストも抑えられ、日常的に使いやすい方法として広く利用されています。
ミネラルウォーターを購入して使用
スーパーやコンビニで手軽に買えるミネラルウォーターを使う方法も、家庭でコーヒーを楽しむひとつの手段です。商品ラベルには硬度やpHが記載されていることが多く、確認すれば、コーヒーに向いている水かどうかを判断できます。
目安としては、硬度が50〜100mg/L程度、pHが7前後の水が理想的です。こうした水は、酸味や香りが出すぎることなく、バランスのとれた味に仕上がりやすいとされています。特に日本のミネラルウォーターは軟水が多く、初めて選ぶ方にも使いやすい水といえるでしょう。
ただし、毎日飲む方や一度にたくさん使う方にとっては、ペットボトルの購入や管理が負担に感じられることもあります。利用頻度やライフスタイルに応じて、費用や手間とのバランスを考えて選ぶことが大切です。
ウォーターサーバーで天然水を利用する
手間がかかることなく高品質な水を日々のコーヒーに使いたい。そう考える方には、ウォーターサーバーの導入がひとつの選択肢となります。近年では家庭向けにも設置しやすい小型タイプや、空間に調和するデザイン性の高いモデルが増え、一般のご家庭でも利用が広がっています。
多くのウォーターサーバーは、採水地から直接届けられる天然水を使用しており、硬度やpHも一定に管理されています。たとえば、硬度が50〜100mg/L程度で、ミネラルがほどよく含まれたやわらかい水は、コーヒーの風味を引き出すのに適しています。
また、塩素を含まない非加熱処理の天然水を採用しているタイプもあり、豆本来の香りや繊細な酸味を損なうことなく抽出できます。水の温度も冷水・温水で選べるため、淹れるたびにお湯を沸かす手間が省けるのも魅力です。
ただし、ウォーターサーバーには月々の利用料やボトルの設置スペースが必要ですが、コーヒーを日常的に楽しむ方にとっては、水の味がぶれないという点で大きな安心につながります。水を見直すことで、コーヒーの味は確実に変わります。こだわりの一杯を、さらに美味しくするための選択肢として、役に立つでしょう。
オーケンウォーターで美味しいコーヒーをいつでも楽しめる
毎日のコーヒーを、もっと手軽に、もっと美味しく。そんな願いを叶えるのが、オーケンウォーターのウォーターサーバーです。
コーヒー本来の風味を引き出しながら、手間をかけずに続けられる理由を、4つのポイントでご紹介いたします。
硬度31~50mg/Lの軟水天然水でコーヒー本来の風味を実現
コーヒーの味わいを決める大きな要素のひとつが「水の硬度」です。オーケンウォーターでは、コーヒーに最適とされる硬度31〜50mg/Lの軟水を採用しています。やわらかな口あたりと、豆の個性を素直に引き出す風味は、日常の一杯を格別な時間へと変えてくれます。
使用されている天然水は、日本を代表する名水地から採水されたものです。
- 富士山の銘水(静岡県)…硬度50mg/L
- 大分天領の銘水(大分県)…硬度36mg/L
- 京都丹波の銘水(京都府)…硬度31mg/L
いずれも自然の恵みに恵まれた土地であり、名水地としても広く知られています。これらの地下深くからくみ上げた純度の高い天然水を、最新設備と独自のノウハウによって、採水直後の鮮度を保ったまま丁寧にボトリングしています。
採水からボトリング、検査、配送までを一貫管理し、最短で48時間以内にお届けする体制は、まさに「水の産地直送」です。雄大な自然が育んだ水を、ご家庭でもそのまま味わっていただけます。
メンテナンスフリーで常に衛生的な水とお湯が使える
オーケンウォーターのウォーターサーバーは、特別なメンテナンスを必要とせず、日頃のお手入れだけで安心してご使用いただけます。ご自宅にある清潔な布やアルコールなどで、外側の差込口や冷温水レバーを軽く拭くだけです。毎日無理なく続けられるシンプルなお手入れで、いつでも清潔な状態を保てます。
さらに内部には「Wクリーン機能」と「無菌エアー導入システム」を搭載しており、天然水の鮮度をしっかりと守ります。最後の一滴まで、汲みたてのようなおいしさを楽しめます。
忙しい毎日でも、余計な手間をかけずに、いつでも衛生的な水とお湯を使えるのが、オーケンウォーターの魅力です。
ワンウェイ方式採用でゴミを削減
オーケンウォーターのウォーターサーバーは、使い切りタイプの軟質PETボトルを採用した「ワンウェイ方式」を採用しています。これにより、従来の宅配水で必要だったボトルの回収や保管の手間が一切なくなりました。
使い終わったボトルは、キャップと本体を分別し、各自治体のルールに従ってリサイクルやごみ処理が可能です。キャップは可燃ごみとして、PET容器はリサイクル資源として処分できます。
この仕組みにより、ボトルのにおいや雑菌の心配もありません。衛生的で扱いやすく、ご家庭でもストレスなく天然水をご利用いただけます。
オーケンウォーターは、日常のちいさな手間も減らしながら、清潔で安心な水のある暮らしをお届けします。
月3,000円台で極上コーヒーライフを実現
オーケンウォーターなら、月々3,950円(税込)から高品質な天然水をご利用いただけます。コーヒーの香りや味わいに大きな影響を与える「水の質」を、いつでも一定に保てることは、ご自宅で本格的な一杯を楽しみたい方にとって大きな魅力です。
| 水の種類 | プラン | 契約年数 | 月額料金 (税込) |
|---|---|---|---|
| 天然水 | お得プラン | 3年 | 3,950円~ |
| 基本プラン | 2年 | 4,246円~ | |
| RO水 (プラスプレミアム) |
お得プラン | 5年 | 2,696円~ |
| 基本プラン | 2年 | 3,370円~ |
現在、初回お申し込みの方には、通常2本3,520円(※おトクプランの場合)の天然水を無料でご提供中です。この機会に、ぜひご自宅でこだわりのコーヒー体験を始めてみてはいかがでしょうか。
さらに、採水地のひとつである「京都丹波」といえば、美味しい農作物の宝庫として知られています。中でも「丹波コシヒカリ」は全国的にも評価の高い名産米です。その丹波産コシヒカリを、新規お申し込みの方全員にプレゼントしております。自然の恵みに育まれた天然水とともに、ぜひご堪能ください。
まとめ
コーヒー本来の香りと味わいを引き出すためには、豆だけでなく「水選び」が非常に重要です。特に硬度50〜100mg/L前後の軟水〜中硬水、pH7前後の中性、そして塩素のない清浄な水が理想とされています。
オーケンウォーターでは、富士山・京都丹波・大分天領という名水地から採水された、硬度31〜50mg/Lの天然水を提供。香り高いコーヒーを自宅で手軽に楽しみたい方にとって、非常に相性のよい水といえるでしょう。
日々の手間を減らす構造や衛生面の配慮、使いきりボトルによる手軽さも、日常づかいのウォーターサーバーとしての大きな魅力です。
本格的なコーヒーの味わいを、いつでも、手軽に楽しむために、オーケンウォーターをぜひご検討ください。

















