ボトル型のウォーターサーバーは、定期配送されるボトル水をサーバーにセットして使用するタイプで、もっとも一般的なウォーターサーバーの方式です。
多くのメーカーからさまざまなモデルが販売されており、水の種類やボトル方式、サーバー構造の違いによって、使い勝手やコストが大きく変わります。
そこで本記事では、代表的な5社のボトル型ウォーターサーバーを取り上げ、月額料金を基準にしたランキング形式で比較していきます。
ボトル型ウォーターサーバーの構造とタイプごとの違い
ボトル型ウォーターサーバーとひとことで言っても、水の種類・ボトル方式・ボトルの設置位置など、メーカーごとに仕組みが大きく違います。
用途やライフスタイルに適した機種を選定するためにも、まずはボトル型ウォーターサーバーの基本構造とタイプの違いを確認しておきましょう。
水の種類(天然水/RO水)
ボトル型ウォーターサーバーでは、主に水の種類が「天然水」と「RO水」の2種類があります。
天然水は、特定の採水地から汲み上げた地下水をろ過と加熱処理(または非加熱処理)を行ったうえでボトリングした水です。採水地ごとにミネラル成分・硬度・味わいが異なり、自然本来の風味を楽しめます。
やわらかい軟水タイプが多く、飲みやすさを重視する人や、料理・コーヒーに使う水にこだわりたい家庭に向いています。
また、RO水は、RO(逆浸透膜)フィルターを通して約0.0001ミクロンレベルで不純物をほぼ完全に除去した超純水に近い水です。
雑味がなくクセのない味わいで、誰でも飲みやすく、ミネラル分がほぼ含まれないため安全性が高いのが特徴です。メーカーによっては、後からミネラルを少量調整して飲みやすさを整えたタイプもあります。
ウォーターサーバーの多くは、天然水とRO水の両方を扱っており、好みや用途に合わせて選べるようになっています。
ボトル方式(ワンウェイ/リターナブル)
ボトル型ウォーターサーバーは、水だけでなく「ボトルの方式」によって使い勝手や維持のしやすさが大きく変わります。ボトルの種類は、主にワンウェイボトルとリターナブルボトルの2種類があり、それぞれに特徴があります。
ワンウェイボトル
使い切ったボトルを家庭ごみとして捨てられる使い捨てタイプです。
軽量なPET素材が多く、衛生的で、空ボトルを保管したり回収を待ったりする必要がありません。配送本数に応じてストックを回すだけなので、手間をかけずに利用したい人や、空きボトルの保管場所が限られている家庭に向いています。
また、毎回新品ボトルが届くため、衛生面を重視する人に選ばれやすい方式です。
リターナブルボトル
使用後のボトルを回収し、再利用する循環型タイプです。衝撃に強いポリカーボネート(PC)製が一般的で、耐久性が高く、繰り返しの洗浄や高温処理にも耐えられるよう設計されています。
配送時に回収されるため、ゴミの増加を抑えられるのもメリットです。一方で、回収までの間は空きボトルを置いておく必要があるため、一定の保管スペースを確保する必要があります。
ボトル位置(上置き/下置き)
ボトル型ウォーターサーバーには、上置きタイプと下置きタイプの2つの方式があります。
どちらを選ぶかによって、ボトル交換のしやすさが大きく変わります。
上置きタイプ
サーバー本体の上にボトルを逆さにして載せる、標準的な構造です。
電源が不要な重力式で水を供給するため構造がシンプルで、機種ラインナップも多いのが特徴です。
ただし、上置きタイプは「持ち上げて載せる」動作が必要になります。一般的な12Lボトルは約12〜13kgあるため、腰の高さまで持ち上げて、サーバーの給水口に正確に差し込む作業は、力のない人にとっては大きな負担です。
そのため、毎月の利用料金が安くても、交換作業の大変さがストレスになりやすいタイプと言えます。
下置きタイプ
サーバー下部の扉にボトルをセットし、電動ポンプで水を汲み上げる方式です。
重いボトルを持ち上げる必要がないため、交換の負担が大幅に軽減され、女性や高齢者、交換頻度が多い家庭に特に人気があります。また、見た目がすっきりしてインテリアになじみやすい点もメリットです。
一方で、下置き型は、ボトルから水をくみ上げるためにポンプ(モーター)を使用する機種が多く、給水時に「モーター音」や「水が汲み上がる音」「軽い振動」が発生することがあります。静かな環境で使いたい人や、寝室付近に設置したい場合は、この動作音が気になるケースもあります。
また、ボトルがサーバー本体の内部に収納される構造のため、水の残量が外から確認しづらい点も注意が必要です。残量が見えないことで、気づかないうちに水が切れてしまったり、交換のタイミングが分かりにくくなったりします。
コスパ重視で選ぶボトル型ウォーターサーバーおすすめ5選
ボトル型ウォーターサーバーの料金は、「水代 × 最低注文数(ノルマ)」によって大きく変わります。
| 順位 | サービス | 月額総額 (24L=2本) |
水の種類 | 備考(ノルマ・注意点) |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | オーケンウォーター | 2,696円~ | RO水 | 月2本ペースが基本。最安級。 |
| 2位 | ワンウェイウォーター | 2,700円~ | RO水 | ただし月3本(36L)以上になる点に注意。 |
| 3位 | クリクラ | 3,180円~ | RO水 | 3カ月で12L×6本未満なら、サーバーレンタル料1,100円/月が発生 |
| 4位 | プレミアムウォーター | 3,974円~ | 天然水 | 天然水の中では標準的。 |
| 5位 | コスモウォーター | 4,104円~ | 天然水 | 下置きサーバーで人気。 |
※税込み
一見するとボトル単価が安く見えても、ノルマが多かったり、追加条件があると実際の月額は大きく異なることも少なくありません。
ここでは、主要5社を「24L(=12L×2本)使った場合の月額総額」で統一して比較し、どのサービスが本当にコスパが良いのかをわかりやすく整理します。
第1位:オーケンウォーター
オーケンウォーターは、業界最安級の料金で利用できるボトル型ウォーターサーバーです。
RO水プラン「プラスプレミアム」は、12L×2本=2,696円~という圧倒的なコスパで「安く続けられるウォーターサーバーを探している人」にとって最適と言えます。
さらに、初期費用・サーバーレンタル料・送料がすべて無料なので、契約時に追加費用がかからず、月々の水代だけでシンプルに使い続けられます。
サーバー本体は、足元でボトル交換ができる下置きタイプ(Smartプラス)を採用しており、重いボトルを持ち上げずに交換できるため、力の弱い人でも扱いやすくなっています。
また、Wクリーン機能や三段階チャイルドロックなどの搭載により、安全性・衛生面でも安心です。
「料金の安さ・使いやすさ・安全性」をバランス良くそろえた一台として、初めてウォーターサーバーを導入する家庭にも選ばれやすいサービスです。
第2位:ワンウェイウォーター
ワンウェイウォーターは、RO水プラン「プラスプレミアム」が12L×2本 = 2,700円~となっており、コスパの良さが魅力のボトル型ウォーターサーバーです。
赤ちゃんのミルクづくりや料理用にも向いており、実用性の高いRO水が手頃な価格で使える点が評価されています。
ただし、ワンウェイウォーターのプラスプレミアムは、月3本(36L)以上の注文が条件です。12L×2本換算だと安く見えますが、実際は36L=1本1,350円×3本=月4,050円が最低利用料金となるため、一人暮らしや水の消費量が少ない家庭では水が余りやすく、コスパが逆に悪くなるケースもあります。
そのため、「RO水が好きで、毎月しっかり水を使う家庭」や「家族が多くて消費量が多い人」にとっては使いやすく、コスパも優秀なサービスと言えます。
第3位:クリクラ
クリクラは、シンプルな料金体系と注文ノルマの自由度が高いボトル型ウォーターサーバーです。
1,590円/12L×1本からでも利用できるため、月ごとの使用量が大きく変わりやすく「毎月決まった本数を消費できるか不安…」という人にとって使いやすい仕組みになっています。
ただし、3カ月の水の使用量が12L×6本未満(=月2本ペース未満)の場合、サーバーレンタル料1,100円(税込/月)が発生します。
そのため、実質的には月2本(24L)程度は使うという家庭がもっとも無駄なく利用できます。
第4位:プレミアムウォーター
プレミアムウォーターは、天然水の品質とデザイン性で選ばれるボトル型ウォーターサーバーで、RO水は扱わず天然水のみを提供しています。
料金は12L×2本で3,974円〜となっており、「水の味にこだわりたい」層から支持されています。
採水地は富士吉田・南阿蘇・金城など複数あり、配送効率と環境負荷を考慮した「採水地自動指定方式」を採用し、届け先に応じて最適な採水地を自動で選んでいます。
サーバー本体はスタイリッシュなモデルが中心で、インテリア重視の家庭に人気です。
第5位:コスモウォーター
コスモウォーターは、使いやすさと安全性を重視した下置きサーバーを採用する、ボトル型ウォーターサーバーです。RO水の取り扱いはなく、天然水の12L×2本で4,104円〜利用できます。
ウォーターサーバー本体は、重いボトルを持ち上げずにセットできる「ボトルスライド方式」です。足元にスライドするだけで交換できるため、力に自信がない人や高齢者でも扱いやすくなっています。
また、採水から48時間以内にボトリングする「鮮度キープシステム」により、天然水の味わいを損なわずに届けられます。
サーバーにはチャイルドロックや自動クリーン機能など安全・衛生面の設備が整っており、家族でも安心して使える仕様になっています。
安さで選んで失敗しないボトル型ウォーターサーバーの選び方
ウォーターサーバーは「月額料金の安さ」ばかりに目が行きがちですが、水のノルマ・契約期間・解約金・ボトル交換の負担・電気代など、見落としやすいポイントが数多くあります。これらをチェックしておかないと、結果的に総額が高くなったり、使い勝手が悪くて後悔するケースが少なくありません。
ここでは、安さだけで選んでも失敗しないために、チェックすべきポイントをわかりやすく整理し、生活スタイルに合ったコスパの良い1台を選べるように解説します。
最低注文数や配送ノルマの有無
ボトル型に限らず、多くのウォーターサーバーでは「配送ノルマ」が設定されています。
配送ノルマは、月◯本以上の注文が必要といった最低利用条件のことで、メーカーが安定的に供給・配送できるよう設けられている仕組みです。
例えば、12Lボトルの場合は「月2本(24L)以上が必須」といった条件が一般的です。基本的には、決まった周期で自動的にボトルが届くため、消費ペースが追いつかないとストックが増えて保管場所を圧迫してしまうケースもあります。
配送ノルマに対して水の使用量が少なければ、ボトルが余り、置き場所に困ったり、不要な料金が発生してしまうため、事前に確認しておくことが大切です。
また、多くのメーカーでは、こうした「使い切れないリスク」に対応するために、配送を一時的に止められる「スキップ」制度を用意しています。
ただし、スキップには以下の制限が設定されているケースが多く、内容はウォーターサーバーによって異なります。
- スキップ回数の制限
- スキップにかかる手数料
水の使用量が不安定な場合は、スキップの内容も併せて確認しておきましょう。
解約金・最低利用期間などの契約条件
ウォーターサーバーの多くは、最低利用期間を前提にサーバーレンタル無料やボトル代の割引が設定されており、期間内に解約をすると解約金や契約解除料が発生する場合があります。
一般的には、2〜3年未満で解約すると5,000〜20,000円程度の解約金がかかるケースが多く、契約年数の長さによって金額が変動する場合もあります。さらに、最低利用期間が過ぎても「自動更新」される契約もあるため、更新月以外の解約では、再度料金がかかるケースもあります。
また、中途解約だけでなく「サーバー交換」「機種変更」「一定期間注文がない場合」などで追加料金が発生する場合もあるため、契約書や公式サイトで細かい条件を確認しておくことが大切です。
月々の料金が安いという理由だけで決めてしまうと、解約時に高額な費用がかかることもあります。
特に、短期間の利用を想定している人や、引っ越しが多い人は注意が必要になるため、利用期間の見通しと契約条件をセットで確認しておきましょう。
電気代やオプション料金も含めた「隠れコスト」
ウォーターサーバーは月々のボトル料金だけで比較しがちですが、実際にはさまざまな「隠れコスト」が発生する場合があります。契約前に把握しておかないと、想定よりも高くついてしまうケースもでてきます。
以下は、ウォーターサーバーで発生しやすい隠れコストの代表例です。
| 隠れコストの種類 | 内容の概要 |
|---|---|
| 電気代 | 冷温水を保つための電力。月300〜1,000円ほどが目安。 |
| あんしんサポート費用 | 故障対応や交換保証などの有料サポート |
| 配送料・追加配送手数料 | 一部地域の追加送料や、通常配送以外の注文にかかる手数料 |
| サーバー交換・機種変更費用 | 機種変更・交換時に発生する数千円程度の手数料 |
| スキップ手数料 | 配送ノルマを満たさない場合に発生する追加費用 |
月々のボトル代が安く見えても、こうした隠れコストが積み重なると総額が大きくなる可能性があります。そのため、トータルの維持費として考え、契約前に必ずチェックしておきましょう。
「オーケンウォーター」を選ぶなら知っておきたいポイントと活用法
オーケンウォーターは、業界最安値水準の料金で利用できるウォーターサーバーです。水の種類は「天然水」と「RO水」の2種類から選ぶことができ、それぞれ契約期間に応じて以下の料金で利用できます。
| 水の種類 | プラン | 契約年数 | 月額料金(税込) |
|---|---|---|---|
| 天然水 | お得プラン | 3年 | 3,950円~ |
| 基本プラン | 2年 | 4,246円~ | |
| RO水 (プラスプレミアム) |
お得プラン | 5年 | 2,696円~ |
| 基本プラン | 2年 | 3,370円~ |
※税込み
また、主力モデルの「Smartプラス」は省エネ性能にも優れており、エコモード機能により、消費電力を最大60%カットできます。
Smartプラスは、本体価格だけでなく、電気代という日々のコストまで下げられる省エネサーバーとして、長期利用でも負担が増えにくいのが特徴です。
さらに、初期費用・サーバーレンタル料・送料がすべて無料のため、初めてウォーターサーバーを導入する家庭でも始めやすく、ランニングコストを抑えて使い続けられます。
ボトル交換がしやすい下置き設計
オーケンウォーターは「ボトルスライド」方式を採用しており、サーバー下部の収納スペースにボトルをスライドさせて差し込むだけでセットが完了します。
ボトルの差し込み口(給水パイプ)に合わせて、足元でそのまま押し込むだけなので、重いボトルを持ち上げたり、上に持ち上げて位置を調整する必要がありません。
そのため、女性や高齢者、力に自信がない人でも安全にボトルを交換できる構造です。
子どもや高齢者にも安心の安全・衛生対策
Smartプラスには、サーバー内部を清潔に保つ「Wクリーン機能」が搭載されており、水を最後の一滴まで鮮度の高い状態で使えるよう衛生管理が徹底されています。内部の雑菌や汚れのリスクを抑えられるため、小さな子どもがいる家庭でも安心して利用できます。
また、チャイルドロックは「常時ロック」「常時フリー」「ボタン押し時のみ作動」の3モードを切り替えられる設計で、誤操作や熱湯の誤出水を防げるため、安全性を重視したい家庭にも向いています。
まとめ
ウォーターサーバーは、サービスによって配達ノルマやボトル料金が大きく異なるため、同じ「ボトル型」でも月額の総額はメーカーごとに大きく変わります。
ただし、安さだけで選んでしまうと、ノルマの負担・解約金・ボトル交換のしづらさなどで後悔するケースもあるため、複数のサービスを比較しながら、自分の生活スタイルに合った1台を選ぶことが大切です。
そのうえで、「できるだけ水代を抑えたい」「下置きでラクに交換したい」「省エネで電気代も節約したい」という人には、オーケンウォーターが特におすすめです。
オーケンウォーターは、初期費用・サーバーレンタル料・送料がすべて無料で始められ、月々の水代も抑えやすい料金設計になっています。「Smartプラス」を選べば、毎日の電気代まで節約できる点も魅力です。
コスパ重視でボトル型ウォーターサーバーを検討している方は、ぜひオーケンウォーターの公式サイトで最新の料金やキャンペーンをチェックしてみてください。

















